インバル都響マーラー7番「夜の歌」

第654回定期演奏会 Aシリーズ 12/14(金)
2007年12月14日(金)19:00開演 東京文化会館 3F L1列23番



非常に素晴らしい演奏だった。

インバルの解釈は楽譜通りというわけではなく、楽譜に書かれた要素をデフォルメした感じであり、慣れるのに少しの時間が必要だったが、すぐに慣れ、最後は引き込まれていた。この長大な曲全体を俯瞰的に見て設計し、5楽章のラストに頂点を持ってくるあたり、流石。個人的には3楽章、4楽章が特に素晴らしいと感じた。そして、インバルのルバートに集中力を切らさずついていき、ラストでも余力を残していた都響も大健闘。そこらの海外オケよりうまい。特に高橋さん率いるトランペットセクションは驚異的、最高!この前の新日でがっかりさせられた鬱憤を十分に晴らしてくれた。弦も木管も素晴らしい。

ちなみにプログラム冊子の都響マーラー演奏史も力作で読みごたえがあった。それにしても都響、こんなにマーラーやってんだ、と驚愕。

私的に肝心なホルンだが、Tuttiは素晴らしかった。1stが個人的にはダメだった。バテているのがバレバレ。はずすの怖くて、そーっと先出しで息入れてる所や、跳躍の前に息を抜いて音をあてに行ってる所で、ことごとくフレーズが寸詰まりとなり、オーケストラのアンサンブルを一人で乱していた。

そんな状態なのに、明らかに1楽章吹きすぎでしょ。この前の新日の吉永さんは1楽章の最後のページの下半分は思い切って休んで、2楽章は完璧に決めてましたが、今日は最後まで吹いてた。大丈夫か!?と思ったら2楽章の冒頭は音を当てただけになってました(3rdが外したことより1stのほうが気になった)。。。アシスタントいるんだから、もう少し考えればよいのに・・・2月の本番ではペース配分とアシスタントの効果的な使い方を考えなくてはと認識。ただ、某巨大掲示板では意外にホルンの評判が良い。ばてても音色が残っていて、目立って外さず、Tuttiが良ければ意外にお客さんは寛容らしい。散々書いたけど、音はよかったからなぁ。そもそもあのコンディションであそこまで出来るのは笠松さんだからか、とも思う。自分だったら・・・考えたくない。

でもそんなホルン1stが些細に感じる、聴いていて胸が熱くなっちゃう、素晴らしい演奏でした。ちょっと前まで、この曲で盛り上がっちゃうなんて考えられませんでしたが、特に3楽章以降は何度もヤラレテしまいました。それにしてもインバルって、結構「やっちゃう」人なんですね。原典主義者かと勝手に思っていたけど面白い。水曜日のマラ6も聴きたくなってしまった、どうしよう。

sDSCN0678.jpgヒューストン土産のAbercrombie & Fitchでお揃いな我々

sDSCN0690.jpgsDSCN0693.jpgおすましヒロキ。トウモロコシ持ってるくせに。
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Comments

tonji | 2007/12/15 12:16 PM
高橋さん(A木さんの師匠でもある)ってレッスンは下手、という話を聞いたことがありますが、どうなんでしょうか?それにしても最後の最後でオケを突き抜けるあんな太い音でハイC決めるのは彼と札響の福田さんくらいではないかと。

M馬さんの演奏、年末にでも聴かせて下さい。私とは音楽のスタイルも音も違いますが参考になると思います。aが暇してるので夫婦で遊びに来ていただけると嬉しいです。
Kisabu | 2007/12/15 09:28 AM
久しぶり。都響のマラ7よかったみたいだね。T橋さんは何回かレッスン受けたことあるけどすごいプレーヤーです。この前マラ7うちのオケでやったけど1stHrはすばらしかったので一度聞いてみますか?

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