「マタイ受難曲」聖トーマス教会合唱団/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
3/5(水)東京オペラシティコンサートホール 3F R1列 18番
聖トーマス教会合唱団/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
バッハ:マタイ受難曲
指揮:ゲオルク・クリストフ・ビラー
ソプラノ:ウテ・ゼルビッヒ
アルト:エリザベート・ヴィルケ
テノール:マルティン・ペッツォルト(福音史家)
テノール:アンドレアス・ヴェラー
バス:マティアス・ヴァイヒェルト(イエス)
バス:ゴットホルト・シュヴァルツ
初の生マタイをバッハが音楽監督を務めたトーマス教会の演奏で聴いてきた。
少年合唱が儚く美しいことこの上ない。天使の声とはまさにこのこと。最前列左から2番目の坊やが落ち着きがなく隣の子にちょっかいを出してたりと普通の子どもなんですが、歌を歌わせるとなんだか別次元の存在に。全く迷いない発声は信仰によるものなのか、少年だからなのか、伝統なのか?本当に素晴らしかった。「バラバを!」のところなどの悩みのない決然とした感じもよかった。ちなみにチョイ役のソロは少年合唱の団員が歌ってたが、司祭長役のテノールソロを歌った少年に至っては、前に並ぶ一部のソリストよりも良かったのではないか、という気もするくらいのレベルだった。
ソロは49曲目のソプラノアリア「愛によりわが救い主は死に給わんとす」が絶品。ストーリー的に盛り上がるところで出てくるこのアリアを、ソプラノのゼルビッヒが透明、かつ艶のある声で歌いあげるのには本当に感動した。3つ隣の席のオジサン、感極まってハンカチ取り出して嗚咽しておりました。福音史家のマルティン・ペッツォルトもドラマチックな表現で盛り上げる。イエスのマティアス・ヴァイヒェルトも良かった。
オケは古楽奏法。ビオラ・ダ・ガンバと第2オーケストラのコンマスソロが特に印象に残った。通奏低音も好演。ベース、ファゴット、オルガン、チェンバロ、チェロ全て、もしくは一部選択してユニゾン大会ですが、ここまでぴったり合うと愉快です。第1部始まってしばらくはファゴットを中心とした通奏低音にくぎ付けでした。
オケは古楽奏法なのですが、福音史家の影響か、何故だか全体の印象としては非常にドラマティックで、和声進行を無視するとまるでロマン派の音楽のよう。バッハ=バロック、という私の中に存在した枠を超えた劇的で感動的な演奏でした。着いたのぎりぎりでしたが、聴けて良かったです。
残念なのがフライング拍手。せめて指揮者が手を下すまで、もう少し待てないのかなぁ。特にこのような曲だと拍手の主の知性(曲の背景、演奏されるシチュエーションの理解不足)と感性(せっかくの終曲を曲の終わり知ってるぞ、という左脳に支配された聴き方)の欠如を感じる。あとマタイ受難曲のストーリー自体がいまいち理解できないのも残念。なんでキリストは人々の原罪を背負う身代わりの存在なのかが理解できない。奇跡を起こし良いことしてくれた->殺された->身代わりとなってくれたに違いない????まあ、その辺がすっと入ってくるのがクリスチャンなんでしょうが。
また聴きたいですね。次はロ短調ミサを希望。
なんでも大人と同じじゃないと嫌なヒロキは最近ガラスのコップで飲み物を飲みたがります。
危なっかしくて困ります。
聖トーマス教会合唱団/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
バッハ:マタイ受難曲
指揮:ゲオルク・クリストフ・ビラー
ソプラノ:ウテ・ゼルビッヒ
アルト:エリザベート・ヴィルケ
テノール:マルティン・ペッツォルト(福音史家)
テノール:アンドレアス・ヴェラー
バス:マティアス・ヴァイヒェルト(イエス)
バス:ゴットホルト・シュヴァルツ
初の生マタイをバッハが音楽監督を務めたトーマス教会の演奏で聴いてきた。
少年合唱が儚く美しいことこの上ない。天使の声とはまさにこのこと。最前列左から2番目の坊やが落ち着きがなく隣の子にちょっかいを出してたりと普通の子どもなんですが、歌を歌わせるとなんだか別次元の存在に。全く迷いない発声は信仰によるものなのか、少年だからなのか、伝統なのか?本当に素晴らしかった。「バラバを!」のところなどの悩みのない決然とした感じもよかった。ちなみにチョイ役のソロは少年合唱の団員が歌ってたが、司祭長役のテノールソロを歌った少年に至っては、前に並ぶ一部のソリストよりも良かったのではないか、という気もするくらいのレベルだった。
ソロは49曲目のソプラノアリア「愛によりわが救い主は死に給わんとす」が絶品。ストーリー的に盛り上がるところで出てくるこのアリアを、ソプラノのゼルビッヒが透明、かつ艶のある声で歌いあげるのには本当に感動した。3つ隣の席のオジサン、感極まってハンカチ取り出して嗚咽しておりました。福音史家のマルティン・ペッツォルトもドラマチックな表現で盛り上げる。イエスのマティアス・ヴァイヒェルトも良かった。
オケは古楽奏法。ビオラ・ダ・ガンバと第2オーケストラのコンマスソロが特に印象に残った。通奏低音も好演。ベース、ファゴット、オルガン、チェンバロ、チェロ全て、もしくは一部選択してユニゾン大会ですが、ここまでぴったり合うと愉快です。第1部始まってしばらくはファゴットを中心とした通奏低音にくぎ付けでした。
オケは古楽奏法なのですが、福音史家の影響か、何故だか全体の印象としては非常にドラマティックで、和声進行を無視するとまるでロマン派の音楽のよう。バッハ=バロック、という私の中に存在した枠を超えた劇的で感動的な演奏でした。着いたのぎりぎりでしたが、聴けて良かったです。
残念なのがフライング拍手。せめて指揮者が手を下すまで、もう少し待てないのかなぁ。特にこのような曲だと拍手の主の知性(曲の背景、演奏されるシチュエーションの理解不足)と感性(せっかくの終曲を曲の終わり知ってるぞ、という左脳に支配された聴き方)の欠如を感じる。あとマタイ受難曲のストーリー自体がいまいち理解できないのも残念。なんでキリストは人々の原罪を背負う身代わりの存在なのかが理解できない。奇跡を起こし良いことしてくれた->殺された->身代わりとなってくれたに違いない????まあ、その辺がすっと入ってくるのがクリスチャンなんでしょうが。
また聴きたいですね。次はロ短調ミサを希望。
なんでも大人と同じじゃないと嫌なヒロキは最近ガラスのコップで飲み物を飲みたがります。
危なっかしくて困ります。
Comments
tatsuyaさま>私もマタイは覚えるほど聴いているわけではないので、XXのアリアというのは帰宅してからwikiと、オンライン楽譜で確認して書き込んでます。曲を全然知らなくても楽しめるのが対訳付き生演奏受難曲の良いところですよね。
エントリー読ませていただきました。
聖トーマス教会のマタイ受難曲、自分も行ってきました!
ここのアリアがどうだった…とかって言う感想が残せたらいいのですが恥ずかしながら自分はただただ生演奏の迫力に圧倒されるばかりでした…(^-^;)
来年のこの時期までにはもっと勉強して細かい所まで堪能できるよう精進したいと思います。
20日のBCJを聴きにさいたままで行ってきます。
49のアリア、前後にある狂信的な合唱と
対照的でいいですよね