小澤征爾パリオペラ座「タンホイザー」

2008-02-10 03:07-07:00 19.07-23.00 FranceMusique
ワーグナー: 歌劇 「タンホイザー」 (全三幕)
配役: フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バス/領主ヘルマン)
ステファン・グールド(テノール/タンホイザー)
マティアス・ゲルネ(バリトン/ヴォルフラム)
エーファ・マリア・ウェストブローク(ソプラノ/エリーザベト)
ベアトリス・ウリア=モンゾン(ソプラノ/ヴェーヌス)他
パリ国立歌劇場合唱団、オー・ド・セーヌ少年合唱団
小澤征爾指揮パリ国立歌劇場管弦楽団

年末にパリオペラ座の舞台裏方のストライキで舞台装置が組めないというニュースが日本でも話題となった小澤@パリのタンホイザー。パリでの小澤は大人気。登場の拍手からブラヴォーがかかってます。大盛り上がりなカーテンコールの様子はこちら。



ウィーンなんて行かないでパリかベルリンに行けばよかったのに。多分ご本人はヨーロッパでもひときわローカル色が高く、よそ者を受け入れないウィーンにいることのほうを就任時点では望んだのでしょうが。

さて、肝心の演奏ですが高い集中力+メリハリがはっきりした演奏。盛り上げた後のデリケートな表情付けは流石。特に2幕のエリザーベトのアリア以降。また最後の最後まで溜めといて、ラストにオケを全開で鳴らすのも心憎い。オケのポテンシャルを引き出し整理しコントロールする力にかけては天下一品の小澤ならではの演奏だと思います。

歌手陣は2幕から登場のヴォルフラム役のゲルネが最高。この夕星の歌は泣けます(後述のとおり欠落ありなのが本当に残念)。タンホイザー役のステファン・グールドもよい。ローマ語りはもうちょっとへなちょこ感があるほうが好みですが。合唱も技術的には多分新国立劇場のほうが上と思うけど妙な一体感がある。特筆すべきなのがバスチーユとは思えないほど超やる気な管楽器。ソロも歌の伴奏も気持ちよさそう。表現的に歌を食っちゃう勢い。弦楽器はやはりフランスの響きなのですが、もともとワグネリアンではない私は結構好み。

残念なのが2幕、通信状態が悪かったのか歌合戦の入場の大行進曲の冒頭一部、タンホイザーがヴェーヌスを称える歌の後半一部、それに続くエリザーベトのアリア冒頭、夕星の歌というこのオペラの一番盛り上がる個所が欠落したことorz 再放送希望。

この演奏、現地で観たかった。ということで主に現地で観た方のブログを紹介。
ヴァイオリニスト大島莉紗〜パリ・オペラ座からの便り〜<-なんと中の人!
東条碩夫のコンサート日記
ヘルベルト・フォン・ホリヤンの徒然クラシック
櫻舞ログ
本日のライブ録音<-私と同じネットラジオを聴いた方

sDSCN1434.jpgミニコーラ缶を積み上げるヒロキ。積むならブロックにしてくれ。
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